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2月16日 幻肢について ちょっと右手の状態を確認しておくと、二の腕から腕を通って手首まで動かない(というか右の体全部がほぼ動かないのだが、今回は右腕に注目する)、指先は全力を込めればなんとか少しは動いてくれるなぁ、という按配である。 実際の稼動はそんなものだが、これがイメージと大きく乖離している。この障害になってからまだ2週間ちょとな体は、万全な状態での動きを記憶している。どころか好調な時から120%増しで自由自在に動く腕を想起している。 これでなにが起こるというと、二つの動きが同時に飛び交う。とはいえ片方は横たわっているだけの麻痺状態と、もう一方は妄想している状態である。だが麻痺状態が特殊なのは、表面に刺激を伝えることも無いということだ。 これで目をつぶると、麻痺のせいで感じていない部屋の空気を、どこからか皮膚が勝手に再生し「部屋の空気」を感じるようになる。 そのまま目をつぶって「グー、チョキ、パー」と動かすと、イメージの指は自由自在と姿を変えるが、目を開ければ当然のように手のひらは力を失ったままである。それどころか「グー、チョキ、パー」は自分の手のひらをイメージしていたのにも関わらず、麻痺した手はその「手の甲」を表にしているのである。 そのまま右手を曲げてコブシを固めながらゆっくりと正拳突きを放ち、今度は左手を合わせて合掌をする。ここまでしたところで脳内には、正拳突きの熱がまだ冷めやらないコブシがピッタリと左手を添えられて鎮座しているだろう。 で目を開けると左手は確かに目の前は手のひらがあるが、右手はまったくそのまま「ぐでん」と力の抜けた腕が転がっているだけである。 このとき私は「幻肢」を感じている。それも「失われた部分」ではなく、「残っている/残っていない部分」を中心にして幻肢が起こっている。つまり見ている間は「残っている」でありながら、見ていない間は感覚が消失することによって「残っていない」のである。 このとき逆転するのが「幻肢痛」の出方である。本来は失われた四肢に対して幻肢が痛みを訴えるのが、私の場合は残っている手足が麻痺でなんにも感じていなはずなのに痛みを呼びかけてくるのである。それを打ち消すことができるのが「幻肢」である。「幻肢」によってなされる自由な運動が、動かない痛みをオーバーラップしていくのである。 たぶん実物があることで私の「幻肢」は失われていくのだろ。 その自由でたおやかで美しい私の「幻肢」が、なるべく共にいてくれことを願いたい。
by SpankPunk
| 2018-02-16 17:35
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