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とりあえず先に断っておくと、タイトルは釣りです。本当は陰嚢です、いわゆるひとつのキンタマ袋がデカいのです。 順番に説明しましょう。 生物の呼吸方法には多様な形態があるがその一つに「皮膚呼吸」があり、これは体表を通してガス交換を行い酸素を取り入れる呼吸法である。 しかしこの皮膚呼吸は効率の良い呼吸方法ではなく、多くの生物はエラ、気門、肺などの他の呼吸器官を活用しており皮膚呼吸自体は補助的な役割を担っている(例えば人間では全呼吸に対する皮膚呼吸の割合は1%程度だと言われている)。 ごく小型で動きの鈍い生き物ならば十分に皮膚呼吸によるガス交換で呼吸可能だが、生物は大型化するにしたがって生命維持に必要な酸素量は増加していき、皮膚呼吸だけでは賄いきれなくなっていくのだ。 その為、例えば魚類などは呼吸器官としてエラを発達させることによって十分な酸素を得ているのである。 ではなぜエラならば酸素が足りるのか? それはその「ヒダ状」の構造に理由がある。ヒダ状になることで表面積が増え、体表が水に触れる範囲が大きくなる。言うならば、通常皮膚だけでは足りなかった酸素を、その皮膚の面積を広げることによって供給量を増やしているのである。 『凪のあすから』にも登場したアメフラシの仲間であるウミウシなどは、その体の一部からオレンジ色のヒダ状の器官を出すことで呼吸量を増やしているのだ。 ![]() とにかく、ここで確認しておきたいのは「水中で十分に呼吸するには、表面積を増やす必要がある」とうことだ。 ここで改めて『凪のあすから』の海の人間の生態を見てみよう。彼らは通常の皮膚の上に薄い「エナ」という膜が張っている。それによって水中での呼吸が可能になってる(ようである)。 特に注意したいのは第16話「遠い波のささやき」において、美海(みうな)が「エナ」を手に入れるシーンである。 水中に落ちた彼女は底に沈んでいき"口から泡を吐く"そしてその後「エナ」を身にまとうことで水中での呼吸が可能になるのだが、これ以降水中で口から泡を吐くシーンは無い。 つまり「エナ」を得た人間は、肺を経由しないガス交換によって……つまりは「エナ」を介した「皮膚呼吸」によって呼吸をしているのである。 さて、ここで先の話を思い出して頂きたい。 大型の生物が(人間はそういう基準で言うなら、かなり大型の生物だ)皮膚呼吸だけで活動に必要な酸素を得るのはかなり難しい。 つまりどこかに「エラ」のように「体の表面積を稼いでいる」部分が必要不可欠なのだ。 しかし、このまなかの冬眠姿を見る限り ![]() ない!どこにもヒダヒダが無い!つるっとしてる! つまり「表面積を稼いでいる」部分は、この画像では「映っていない=映せない」部分になるのである。 ここで人間・男性の陰嚢に重要な機能があることを思い出して頂きたい。 精子は熱に弱いため、睾丸が高温になってしまうと生殖に大きなダメージを受けてしまう。そのため陰嚢は車で言うラジエーター(放熱機)の役割を持ち、睾丸に熱が篭らないようにしている。 そしてその"放熱を効率よく行うために、皺によって表面積を増やしている"のだ。 表面積キター!! 人体が進化の過程で表面積を増やした部位 is 陰嚢!! つまり陸上では放熱の為に表面積を増やした陰嚢が、水中では皮膚呼吸を円滑に行うために表面積を増やしたとしても何の不思議も無いのである。 ちなみに女性の場合では陰嚢に相当する部分は大陰唇であり、海の人間はこの大陰唇つまり故SABE先生が言うところの外おまんまんリップが肥大化し皺々であるということなのだ! そしてこの仮説によって、彼らが「冬眠」する理由を推測することができる。 気候が寒くなれば当然水温が下がる、そうすると陰嚢は縮み上がってしまい呼吸に必要な表面積を確保することができなくなってしまうのである。 だから彼らは寒冷期になると縮み上がった陰嚢でも生命維持が出来るように、仮死状態=冬眠に入るのである。 これが本当の、陰嚢がしおししお(シオシオ)……とお後がよろしいようで。
by SpankPunk
| 2014-04-25 00:21
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