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☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ルール説明! ・1作品につき上限1話 ・思いつき順。順位は付けない 話、分かりたければ見るしかないでしょ! ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 『ハピネスチャージプリキュア!』 第49話「愛は永遠に輝く!みんな幸せハピネス!」 最終話(と第1話)における白雪ヒメが見せた「愛の結晶」の扱いは「プリキュアが救えないもの」を救うためのたった一つの手段なのである。それをやってみせることで、『ハチャプリ』はプリキュアが本質的に抱える問題を打ち返したのだ。 それは10周年という節目である本作にふさわしいものであった。 詳しくは『アニバタVol.12 特集:プリキュア』で書いた『プロバビリティ・ラブリーズ――プリキュア/リローデッド』を読んでください! 『Gのレコンギスタ』 第19話「ビーナス・グロゥブの一団」 個人的に『Gレコ』の肝である「宇宙にある海の夢といったものを見つけ出して欲しいんです!」というセリフが飛び出したこの話を。 いや『Gレコ』全部いいんで難しいんですよ……第2話の「Gセルフ、私がつけた名前です」というアイーダのセリフが、第24話で「名前なんて、ただの祈りでしょ?」というノレドのセリフで打ち返されるところとか本当に超好きで……でもそうなると関連性のある話数を全部出さないといけなくなってしまうので、一つ選ぶならコレ!ってことで。 『レーカン』 第12話「みんな、つながっているんです。」 この『レーカン』のすごいところは「特別な力が失われて、それによって今まで得たつながりが無くなってしまう」から「繋がりを作ってきたのは、特別な力なんかじゃないと気がつく」という「いかにも最終話」っぽい話を、あと1話残してやったことと、最終話の第13話に通常回と取り立てて変わらないエピソードを持ってきたところなんです! 「帰るべき日常/帰れる日常がある」ということをやったあとに、本当にその「帰ってきた日常」で1話使うという、この余裕を持ったリッチな構成が、本当に良い…… レーカンはいいぞ 『マジンボーン』 第45話「蠢く欲望」 『マジンボーン』は丁寧に丁寧に4クール使って「日常を守るために戦う主人公」を作り上げていました。しかも敵と味方というラインも、勝者敗者というラインも無い全ての「当たり前の日々」を守るためになのですよ! 主人公・翔悟が自分よりも身体的には強い姉を見て、それでも「守る」と決意する、強いことや戦えることと「守りたい」という想いは関係ない、という翔悟がここまで悩み続けてきたことに答えを出す回を選びました。 一方で敵(ネポス)側では、支配権の取り合いが二転三転する……という地球(翔悟)側の「決意が定まる」のと対比される展開が同時に動いているのもとても良いです。 『パンチライン』 第7話「帰ってきたパンツパニック」 「ここまでの話に新しい意味を与える一話」とかにめちゃくちゃ弱いんです。(『えびてん』の第8話みたいな、というどこアピールかわからない例え) この第7話は第6話最後で「ループものだった!」と判明したところで、さらに「入れ替わりモノだった!」ということも判明するお話になっています。 これによってここまでの第1~6話が別の側面を持ち始めることに、グッときちゃうんですよ。 『アルティメット・スパイダーマン』 第12話「異次元のスパイダーマン パート2」 とにかく「異常」と呼べる密度と速度で、アニメ慣れしてる大きいお友達たちの度肝を抜いた『アルティメット・スパイダーマン』。特にこの「異次元のスパイダーマン」シリーズは1話の中で数回作風も絵柄も変わるという、尋常じゃない圧縮っぷりが本当に楽しい。 『プリパラ』 第63話「トモチケは世界を救う」 『プリパラ』まじで捨てどころが無い……全部面白い……とくにあじみ先生は、私の好みドンピシャで(彼女は「アイドル界のデッドプールですよ!)その登場回とか、あとは紫京院デビュー回とかも外せませんけど、やっぱりこう『プリパラ』の何でも受け入れる懐の広さを見せ付けた「24.5時間テレビ」回を選びたい! と、ここで何だかんだ言いながら最初から最後まで見届けたことが、紫京院の「プリパラを誰よりも愛している」という伏線になっていたことも見逃せません。 『ジュエルペットマジカルチェンジ』 第21話「声をきかせて」「ルビーとルビー」 『ジュエルペット』シリーズは、この『マジカルチェンジ』をもって7年の歴史に終わりを迎えます。とはいえ人気が無かったとかそういうkとではなく、確かに新陳代謝の時期が来ていることは明白ではあるので、寂しいながらも満足して送り出す気持ちです。 その中でこの『マジケルチェンジ』という最高に面白い作品で完結できたことを嬉しく思います。 特にこの第21話では、過去の『ジュエルペット』シリーズをパラレルな次元に同時に存在するものとしてきっちり回収したのは(一瞬だけですが映った花音様を見れただけでもw)とても良かったと思います。 『妖怪ウォッチ』 「新しいウォッチ!」「イナホとUSAピョンのロケットチビチビクミタテール①エンジン編」 やっぱ『妖怪ウォッチ』面白いわ。 特にイナホ編は全体的に好きで、ケータ君まわりの話が「トラブルが起きる→妖怪の仕業だとわかる」という、ゲームでいうなら「メインストーリー」の部分であるのに対し、イナホ編では「解決した出来事がある→それに必要な妖怪を探す」というどちらかというと「サブクエスト」っぽい構造になってるのが、いい感じの力の抜け方となって表れていてほんと良い。 『アイドルマスター シンデレラガールズ』 第17話「Where does this road lead to?」 いやまぁコレっしょ。 アイドルに与えられる、その属性や役割や機能を決定する【タグ】のようなもの。 それと本体のコンフリクトが生まれるのと同時に、その【タグ】でリンクすることによって本来は隣り合えないもの同士がリンクする可能性。 それはつまりそのまま「虚構/フィクション」の欠点と可能性も射程に入った話であるわけです……が、細かいことは『アニバタVol.14 特集:アイドルマスター シンデレラガールズ』に書いたので、そちらをよろしくおねがいします! あと「とときら学園」の飛び道具っぷりもね。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ついで今年のコミックス巻単位10選!! ルールは同じく ・1作品1作家につき上限1巻 ・思いつき順。順位は付けない ということでガガガッ!と ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ トウテムポール 『或るアホウの一生』 第1巻 とりあえず今年出た中で、誰かれかまわず一番勧めたいのはコレです! 将棋の奨励会三段の17歳の主人公。ずっと将棋だけで生きてきたから、それしか人生を知らないから、そこで強くなりたくてなりたくて、強くなることでしか勝つことでしか自分の存在を示せないから七転八倒して、苦しんで苦しんで、迷って叫んで泣き喚いて。 そしてそれは相手も同じこと。だけど将棋は最後に必ず「決着」がついてしまう。 そういった絶対的な終わりと対面することで生まれる「明るい開き直り」が、胸が張り裂けそうな想いを見せ付けられても、どこかしら爽やかさを感じさせるのです。 丹羽庭 『トクサツガガガ』 第4巻 最近では「ダメな方向に悟りを開く」オチがどんどん加速して超面白い『トクサツガガガ』ですが、やっぱ他人事じゃないことも含めw(「お前は世界の開拓者だ!目指せヒーロー!ススメ「特オタ」道!―『トクサツガガガ』」)外せないでしょ…… 特にこの4巻は「特撮オタ2人+女児アニメオタ1人+ジャニオタ2人がカラオケで絶唱するシーンで見開き2ページ使う」という、とんでもない場面が描かれていて(しかもそれがかっこいいんだ……)凄かったです。 作:柴田ヨクサル/画:蒼木雅彦 『プリマックス』 第2巻 柴田ヨクサル先生の『妖怪番長』も1巻時点で「どうしようこれ……」だったけど、2巻から爆発的に面白くなってきたから『妖怪番長』にしようかなとか思ったけどやっぱこれどう考えてもコレいくしかないっしょ的なテンションだから「カワイイ」からさ!!! 「カワイイの星」「カワイイは人間がつくった神」「血みどろのカワイイ」「カワイイに強さがある」「踊りに感情をプラスする」「写真を食べ始めた」といったビンビンに尖った言葉が、勢いってもん具現化したコマ割で突き刺さってくんだもん! 山口貴由 『衛府の七忍』 第1巻 『覚悟のススメ』『エクゾスカル零』そして『衛府の七忍』!『蛮勇引力』っぽさもある! 山口貴由のいいところを完全に抽出してます!最高です! 沙村広明 『波を聞いてくれ』 第1巻 池辺葵 『プリンセスメゾン』 第1巻 なんかちょっと前に「30代独身女性がいきなり20代前半のイケメンにモテる」系漫画がワッといくつか出てきましたが、なんかそれに対するカウンターというか「アラサー女が己の矜持と自立心と、あとそれなりの妥協でもって、独り社会を乗りこなしていく」系が出てきてるような。上で挙げた『トクサツガガガ』もその枠に入れていいけど。 この二つは読み味のテイストはかなり正反対だけれども(『波よ~』は狂騒的、『プリンセス~』はアンニュイ)そういった同じスタートから切り分けられたそれぞれの断面って感じで、単独でも超面白いですけど、合わせて読むとより一層!です。 清家雪子 『月に吠えらんねえ』 第3巻 中原中也がめちゃくちゃ好きなので!以上! ……まぁそれを除いてもw この巻で描かれるエピソードが自分の過去にブッ刺さりまくって、久々に元旦那に電話して「これを読め」と言おうか悩みに悩んだ。 田亀源五郎 『弟の夫』 第1巻 ゲイ雑誌での連載や、ゲイアートで超有名な田亀源五郎先生が、ついに一般誌で連載!! ……という謳い文句が通用してしまうということは、まだまだ同性愛が「普通のもの」として受け入れられることに時間がかかる、ということなのかもしれません。 私たちはLGBTを差別や奇異の眼で見ることなく「普通に」そういうものだとして受け入れることが、正しいことだと知っているし、そうするようにしようとしています。 それでも私は反射的に同性カップルをみると「お?」と眼が止まってしまう瞬間がどうしてもあるのです。そういった「理性を介入させることで、ようやく頭で理解していることを実行できる場面」というものが、この『弟の夫』では描かれています。 自分がそういったことに進歩的で理解がある、と思っている(現代社会のほとんどはそうだと信じたいのですが)人ほど、ここで描かれる「ふとした瞬間、反射的に起きてしまうこと」を突きつけられるでしょう。 作:金城宗幸/画:荒木光 『僕たちがやりました』 第2巻 『塾生☆碇石くん』で地味ながら精度の高い描写と、じっくりとした展開で青春像を描いた荒木光先生でしたが、その絵柄はこういった「追い詰められていく若者」を描くことで更に圧迫感を増して迫ってきます。 「そこそこの人生」はちょっとした悪ふざけから、まさに爆発四散する。そういった様に「現実ってこういう間抜けなことで実は動いているよね」というやり場のない虚しさがプラスされて、本当に読後感の悪い記憶に残る作品になっていると思います。 ながいけん 『第三世界の長井』 第3巻 約2年半ぶりの新刊。 この作品は「ある作品の終わり方」をメタ的に観察した「虚構世界の終わりをメタ虚構によって描く」というものになっているのです。 世界は行き詰まり、どこからともなく訪れる「設定」によって雁字搦めにされながら、その「設定」によってあらぬ方向へと突っ走っていく。ギャグがそのまま世界を改変する要素となり、笑えない不気味さを醸し出すとき、読者はその混沌の前に立ち尽くすしかなくなる。 以上。 本年もお世話になりました、また来年もよろしくお願いいたします☆
by SpankPunk
| 2015-12-29 23:23
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