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ガンダムAGEは1話から【救世主】という言葉が多用された作品であった。 しかし、そこで提示されたのは【救世主ガンダム】という存在であり、そこには「過去の戦争を"ガンダム"が解決した」という意味が込められている。 だからこそ作品内で【救世主】を描いた絵画にも、堂々と【ガンダム】というモビルスーツ「だけ」が描かれているのである。 ならば『ガンダムAGE』において、真の【救世主】は【ガンダム】だったのか? 確かに3機の【ガンダム】は大きな戦果を上げ、地球とヴェイガンとの戦争が終結するのを早めたのは事実だ。 だがしかし、それだけでは【救世主】とは呼べないのである。 確かにキオは不殺を貫き、おじいちゃんを説得し、シドに取り込まれたヴェイガンギアを破壊することによって多くの人を救った。 しかし一般の兵士の視点からすれば、崩壊するセカンドムーンを救うため、地球とヴェイガンの垣根を越えて呼びかけディグマゼノン砲との切り離しを遂行したフリット・アスノこそ【救世主】として映ったであろう。 故に、ガンダム記念館には「フリットの銅像」が作られることになったのである。 さてここで改めて考えたい、なぜ「銅像を作る」必要があったのか。 先に述べたように【ガンダム】は確かに戦争を終わりに近づけはしたが、人を救ってはいない。あくまでも人を一番救った(かのように見える)のはフリット・アスノだ。 だからこそ【救世主フリット】として銅像が建てられたのである。 それは【救世主ガンダム】という言葉とあの絵画は確かに希望を伝えるものではあったが、そこに描かれているのは【ガンダム】という《道具》なのである。 それに対し【救世主フリット】という銅像が示すのは『人を救うのは《道具》ではなく《人間》だ』ということである。 絵画として伝えられる【救世主ガンダム】が表す「《道具》が人を救う」という意味に対して、「《人間》が人を救う」という意味をこのあとの時代に伝えていくためには銅像という、なんらかの形として残るものとして【救世主フリット】を提示する必要があったのである。 つまりあの「銅像END」はガンダムAGE・1話時点から約束されていた、理屈に合うきちんと考えられた終わり方なのである。
by SpankPunk
| 2012-09-25 21:32
| アニメ
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